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集中力を高め、脳の疲れをとるマインドフルウォーキング(歩行瞑想)


わたしたちは毎日、

様々な役割を
「マルチタスク」でこなしています。


※マルチタスクとは・・・

複数の物事を同時進行で処理すること。仕事Aと仕事Bを平行して処理していくやり方。


例えば・・

妻として
母として
会社員として
主婦として
町内会の一員として
趣味の集まりの中で


などのように、わたしたちは色々な役割の中で、

やるべきことが日々、山のように目の前に積まれていきます。


複数のタスク(仕事・作業)を処理しようとあれこれ気をまわしていると
1つのことに集中することができず、


「1つの仕事をこなしながら常に別のことを考えていた。」
「やらなきゃいけないたくさんのことが気になって、今の作業・仕事に集中できない」


なんて経験はありませんか?


これを脳科学的には「マインドワンダリング」と呼ぶそうです。
マインド(脳)がワンダリング(さまよっている)状態、ということです。


脳をさまよわせず、「今ここ」に集中することができれば


勉強・学び・仕事・家事に集中して
それらを効率よく片づけたり
心の安らぎにも一役買ってくれます。


そんな、「今ここ」に集中することができる脳の状態をつくる

ためにおすすめなのが、


歩く瞑想(マインドフル・ウォーキング)です。

やり方は簡単なのでご興味があったら是非やってみてください。


【マインドフル・ウォーキング(歩く瞑想)のやり方】


今いる部屋で1分、まずは歩いてみてください。


1.手は前か後ろで軽く組む。足は肩幅程度、目は閉じずに半眼で3~4メートル先の地面を見る。


2.ふだんより「かなりゆっくり」と歩きだす。
 (外でこのスピードで歩いていたら、変な人扱いされそうなゆっくりスピードが理想)

3.足の裏の感覚に集中する。
 かかとが上がる、つま先も上がる、足が前に移動し、着地する。
 この4つを感じ、心の中でその通り唱えながら歩くと感覚がつかみやすい。

3.歩き続ける。右足がかかとが上がる、つま先も上がる、足が前に移動し、着地するのを感じたら次は左足。片足から片足に注意を切り替えるのもマインドフルウォーキングのポイント。

4.余計な雑念がわいてきたら、雑念、雑念と頭の中でつぶやき、浮かんできた考えに
 「雑念」というラベルを貼るイメージを頭に浮かべ、足の裏の感覚に集中する歩行に戻る。


わたしも最初は、
色々な雑念が浮かびすぎて、実は1分も続けられませんでした。

ですが最近はこれを朝5~10分ほど行うと頭がすっきりするのを感じられるように
なりました。


いわゆる「マインドフルネス」が少し実践できるようになってきたのだと思います。


マインドフルネスとは、アメリカの研究者が集中力を高めるトレーニングとして、
座禅からヒントを得て考案したものといわれています。


マインドフルネスをそのまま
日本語に訳すと「気づくこと」「注意深いこと」「意識すること」という意味になりますが、
マインド(脳)を「今ここ」でフルネス(いっぱいにする)という風に私は感じています。


「マインドフルネス」の方法は、

歩行瞑想以外にも様々な方法がありますが、

Googleやインテル、ゴールドマンサックスなどの世界的大企業でも研修に取り入れられ、
Googleの場合、社員の10人に1人が自主的にその実践を継続しているということです。


ここでご紹介している
マインドフル・ウォーキングという言葉や歩行瞑想のやり方は
以下の書籍を参考にしています。


「悩みの9割は歩けば消える」
川野泰周 著
株式会社青春出版社


著者の川野先生は精神科医で、禅寺の住職さんでもいらっしゃいます。


私はまだこれを取り入れて3か月程度なのですが、


朝の日課としてこれを取り入れたところ、


頭がすっきりして、作業の途中で別の雑念が浮かびにくくなり、

気分よく1日をスタートすることもできています。


もっと詳しくマインドフルウォーキング、マインドフルネスを
実践したい方はぜひ川野先生の書籍をお読みください。


簡単な言葉でわかりやすく、脳のメカニズムなども解説してくださっており
とても参考になります。
新書サイズなので通勤途中などでも読みやすく、おすすめの本です。


マインドフルウォーキングのお供に森の香りを


ひのき・ひば・パインニードルなど針葉樹から取れた香りは頭をすっきりさせ
「森の中を歩いているような」心地よさをもたらしてくれます。
また、脳をリフレッシュさせてくれるαピネンという香り成分がその助けに
なってくれます。

また、αピネンは殺菌作用も期待できる成分としても有名です。


新型コロナウイルスも心配なこの時期、外出を控えられている方も多いと思います。

家にいながら頭をすっきりさせる、脳の疲れをとるマインドフルネスに
ぴったりの香りだと思います。ぜひお試しください。




尾崎 良有心 (Yoko Ozaki)

尾崎 良有心 (Yoko Ozaki)

フレーバーライフアロマテラピースクール・マネージャー

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